かねてから待ち望んでいた桜文鳥と白文鳥の雛ちゃんが孵化しました。
どの子も可愛いけど、この雛ちゃんの誕生には特に感動して涙が出てきました。
なぜ待ち望んでいたのか?
すごい長い話になってしまうのですが・・・。
「空」「風」がやってくる
今わが家には文鳥たくさんいますが、溯る事10年前は桜文鳥と白文鳥の2羽飼いでした。
ペットショップで可愛すぎて選べず2羽買ってしまいました。
つがいだったら雛ちゃん産まれるかななんて期待もしますが、文鳥の雛は生後数か月くらいでさえずりをし始めるまで雄か雌かはっきりとわかりません。
なので雄がいいとか雌がいいとか選べないんです。
私は元気ならいいので名前はどちらでもいいように「空」「風」と付けました。
そして数か月後・・・・。
買って来た雛ちゃん達はどちらも雄でした。
見事に2羽ともきれいなさえずりをし始め・・・。
愛くるしくて・・・・。
ほんとにギューッとしてしまいたいほどです。
ペットショップにいた時から一緒だったからなのでしょうか、雄同士でも仲が良くて姿が少しでも見えないとピッーピッー!(どこにいるの?的な)と探すんです。
壺巣にも仲良く2人で入ってました。
毛繕いをお互いし合うくらい仲が良くて・・・・。
そんなに仲が良かったのに「空」が冬の寒さに負けてしまったのか体調を壊し虹の橋を渡ってしまったんです。
家族中が号泣で・・・。
家族みんなでお別れをしました。
それからというもの1羽になってしまった「風」を今まで以上に可愛がってきましたが、やはり寂しいのでしょう、1人で遊ぶこともなくなり
じっとしてることが増えました。
「ゆず」「ぽん」を迎え入れることに・・・。
そんな姿を2ケ月ほど見ながら、子供達と相談して新しい家族を迎え入れようと決めました。
そして迎え入れた雛ちゃんは、桜文鳥と白文鳥の2羽でした。
どちらもまた選べなかったのもありましたが、にぎやかの方が仲もいいかもしれないと変な判断をして・・・・。
この雛ちゃん達の名前は「ゆず」「ぽん」
そして「ゆず」も「ぽん」も3か月後にさえずり始めたので雄でした。
3羽とも雄だったわけですが、たまに喧嘩しつつも仲良く遊ぶようになり少し安心はしたのですが、
やはり年齢が2年ほど違うためなのかなんとなく「風」が距離感を感じる時もあって・・・。
文鳥は相性が悪いとケガするくらいバシバシやり合います。
「鳥は集団で行動したりするので意外と上手くいくのでは?」なんて安易に思っていてはいけません。
縄張り意識も強いですし・・・・。
でも「風」「ゆず」「ぽん」は心配するほどではありませんでした。
「よかった!とりあえず3羽でやっていこう」と決めました。
ペットショップでの「ここ」との出会い
月日が経ちいつも行ってるペットショップに餌を買いに行ったら、なんと虹の橋を渡ってしまった「空」にそっくりな桜文鳥が1羽売れ残って鳥かごに入って売られてたんです。
見た目も「空」にそっくりで・・・・。
どの角度から見てもそっくりで・・・・。
ショップで手乗りにさせて育てられてたのですでに雛ではなくて成長してましたが、「スーパー手乗り文鳥」になっていて私が一目ぼれしてしまったんです。
「空」が戻ってきてくれたみたいって。
早速その日の夜家族会議です。
子供達は反対でした。
そうですよね、子供たちの意見は正しいと思いました。
「でもママが飼いたいならお世話をするのはほとんどママだし、ママが決めて良いよ」って・・・・。
迷いました。自分の短所でもある優柔不断さ。
迷いに迷ったので、2日後に行ってみて売られてしまってたら諦めようと・・・・。
もしまだペットショップにいたらお迎えしようと・・・。
そんな気持ちでペットショップに行ったら
私を待っていてくれたかのようにちょこんといたんです。
迷わず買って帰りました。
そして「風」「ゆず」「ぽん」にご対面させました。
その時の様子を今も覚えています。
「風」が「空」だと間違えてしまったかのようにかごから離れなかったんです。
そしてその気持ちを受け止めるかのようにお互いすぐに仲良くなったんです。
嘘のように「風」に元気が湧いてきて・・・・。
見ていてもわかるくらい幸せそうで・・・・。
決断は間違っていなかった。
「ここ」ちゃんと名前を付けました。
そしてなんと雌でした。
歳の差はありましたが、ほんとに「ここ」ちゃんは「風」に守られてる感じがしてまるで人間のカップルのようでした。
何度か卵も産みました。
交代でちゃんと抱卵もして・・・・。
でも約5歳の年の差があったので「風」には繁殖能力はもうなかったのでしょう。孵化することはありませんでした。
残念ですが、孵化しなくてもお互い協力して無精卵でも抱卵していることが幸せなのかもしれない・・・。
私は見守り続けました。
ほんとに「風」と「ここ」が幸せになれてよかった。
そんな幸せな日々が約2年続きました。
でも老いは容赦なくやってきます。
「風」が7年目に入ろうとしたころ、餌の食べも減り・・・。
元気だけど昔ほどではなくなり・・・・。
勢いよく飛ぶこともなくなりました。
じっとして寝てることも増えて。
まだまだ長生きしてほしかったけど、7年目に入る直前で「風」は虹の橋を渡りました。
またしても家族中号泣でした。
小鳥の死は意外と突然来ることが多いと思います。
「空」の時も「風」の時もそうでした。
病院で診てもらって少し回復はしたのですが、ちゃんと看病する間もなくあっという間に弱って止まり木に立てなくなってしまいました。
心の準備なんて全然できないうちに・・・・。
「空」の時も「風」の時も「頑張って元気になろうね」って言ってたのに、急変して虹の橋を渡ってしまいました。
「ここ」も「風」から離れませんでした。
「起きて、はやく遊ぼうよ」ってつんつんくちばしで「風」を突いて起こしてるかのようでした。
ほんとに辛くて「ごめんね」って謝りました
「風」のこと絶対に忘れないからね。
文鳥にもそれぞれ性格が違い、人間と同じで喜怒哀楽があってとてもわかりやすいです。
「風」は体は大きかったけど穏やかで、やんちゃなイメージがない丈夫で育てやすい文鳥でした。
今はきっと「空」に会って飛び回ってることでしょう。
「空」ちゃん「風」ちゃんありがとう。
そしてまた3羽での生活が始まりました。
相変わらず「ゆず」「ぽん」はたまにバチバチやりながらも仲良くいつも一緒に遊んでます。
「ここ」は時折「風」を探してるかのような鳴き方をして探してるようです。
切ない・・・・。
「ここ」は「ゆず」「ぽん」に付いていきながら一緒に遊んでもらおうとしますが、今まで「風」と一緒にいたから「ゆず」「ぽん」も知らんぷりで・・・。
でもみんな私のところには来てくれるので手の中で寝たり一緒に遊んだりします。「ここ」は一人になってからは
特に私のそばにいる感じでした。
寂しさは私が埋めてあげるからねと思いながら過ごしました。
初のシナモン文鳥お迎え
ここからは私の欲望でお迎えしてしまったのですが、いつものようにペットショップに餌を買いに行った時、
シナモン文鳥とクリーム文鳥の雛がいて・・・・。
あまりにも可愛すぎて家族に許可をもらってお迎えしました。
またしてもなぜか2羽。
今まで桜文鳥と白文鳥しか飼ったことがなくて、育ててみたかったのが本音なんです。
名前は「モカ」「コロン」
数か月後に「コロン」がさえずりをし始めました。
初めてのシナモン文鳥、そしてつがいでした。
そして初めて我が家で雛が誕生しました。
シナモン文鳥とクリーム文鳥の雛ですが、どちらもシナモン文鳥色でした。
名前は「もも」「らら」です。
こちらも雄と雌で仲良くつがいとなりました。
同じ親から産まれた同士なので、つがいになることは心配でしたが、特に問題はないようでした。
「モカ・コロン」は2か月後また雛を孵化しました。
名前は「こめ」「むぎ」です。こちらもシナモン文鳥色でした。
そしてこの子達も同じ親からのつがいとなり・・・・。
だんだんシナモン文鳥ワールド化していき新参者の方が堂々としてる感じです。
文鳥はなかなか上手く孵化しないことが多いらしいので、どうなっていくのか心配になりましたが、
みんな可愛くて産まれてきたら愛情もみんな同じにしてあげないと思うから自分の時間よりも文鳥達優先でという生活になっていきました。
その後「もも」「らら」から雛が産まれました。
「ぴぴ」。
この子は里親さんがいて今はそちらで幸せに暮らしてます。
「こめ」「むぎ」から雛が産まれました。
「おと」「ぷく」です。
「こめ」「むぎ」からまた雛が産まれました。
「はる」です。
久しぶりに「モカ」「コロン」から雛が産まれました。
「まろん」です。
あっという間にシナモンファミリーが増えていきました。
卵は5個くらい産んでも孵化するのは2個くらいのペースでした。
私は毎朝30分早く起きて餌と水替えをし、仕事から帰ったらまず順番に放鳥する毎日。
そんな中この1年くらい前から変化が起き・・・・
当初3羽で暮らしていた頃の「ゆず」と「ここ」が急接近し始め・・・。
こんなことは滅多に起きないと思いますが、急につがいになったのです。
そして有精卵も産んで、今までのように抱卵をし始めたのです。
「ゆず」は今まで別々のかごに入っていたで、いきなり同じかごには入りたがりません。なので「ここ」は一人で夜は抱卵します。でもそれも疲れてしまうのか抱卵し続けられず、明け方には止まり木に止まってしまったりしてました。
卵は産むけど中止卵になってしまう為、ある程度抱卵したら廃棄してました。
産んですぐ廃棄するとまたすぐに卵を産んでしまうので。
やはり最初は落ち着かないかもしれないけど、同じかごに入れてみることにしました。
思っていた通り最初はもうバタバタしてましたが、そのうち落ち着いてきたのでこのままでいこうと判断しました。
そして卵を産んでから17日目見事孵化したのです。
「ゆず」「ここ」から産まれました。感動しました。
「まめ」「つぶ」です。
名前が決まらず娘のお友達がつけてくれました。
この雛ちゃん達が最初に話した桜文鳥と白文鳥の雛ちゃんです。
「ここ」と「ゆず」の子孫が欲しいとずっと思っていたので、念願がかないました。
また休み明けから一緒に出社です。
今は数も増えたので毎日のお世話が大変になりましたが、それ以上に可愛い文鳥達の元気で無邪気な姿を見るのが私の幸せでもあるので、ずっと一緒に暮らしていきたいです。
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